テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第41章 エピローグ そうしてこうなった

「私も詳しくは知らないけど、陸奥先輩、家も出て行ったらしいよ」

友美は噂で聞いた話を優花に教える。

噂は色々と飛び交っており、どれが本当なのかは判断がつかなかった。

優花は慌てて三年のクラスに行く。

「芹沢先輩っ」

「おお、優花。お前も聞いたのか?」

優花は黙って頷く。

「佳奈美のやつ、どうしたのかな? まぁあいつのことだ。何か考えがあってのことだろうけど……」

歯切れ悪く芹沢はつぶやく。

「先輩でも知らないんですね」

「ああ。今朝はじめて聞いた」

突然の出来事にその日一日は学園中大騒ぎで過ぎていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ