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……どうしてこうなった?

第41章 エピローグ そうしてこうなった

始業式が終わり、優花は芹沢と下校する。

「驚きましたね、陸奥先輩には……」

「ああ……何の動きもないからおかしいなとは思ってたんだが……」

陸奥と逃げないで立ち向かうと決めた瞬間にいなくなってしまい、優花はちょっと気が抜けてしまう。

副島も優花の前に現れる様子がなかったが、こちらが気を抜くのを狙っているのかもしれないと用心し、芹沢は優花を家まで送った。


「お久しぶりね」

優花と芹沢が家の前まで来るとそこには--

「陸奥、先輩……」

白いワンピースを着て日傘をさした陸奥佳奈美が立っていた。

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