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……どうしてこうなった?

第41章 エピローグ そうしてこうなった

「彰人も彼女連れて来るんでしょ、文化祭。紹介してよね」

優花は橘の背中をパンと叩く。

「だから彼女じゃねーし。何回言わせるんだよ」

面倒くさそうに橘は言い返す。

「彼女でしょ? 毎日毎日通いつめちゃって。往生際が悪いわね」

幼なじみの橘に彼女が出来たと知ったのは二学期に入ってからだ。

一緒に歩いてるところを偶然目撃した優花が問い詰めたところ白状した。

白状したというよりは関係について説明したのだが、優花は勝手に彼女と決め付けた。

いくら否定しても理解してくれない優花に橘は諦めた。

優花は幼なじみに彼女が出来たことを心から祝福した。

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