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……どうしてこうなった?

第1章 いきなりの告白

「いきなりじゃゆうちゃんも戸惑うし私も一緒に帰ります、いいですか? 芹沢先輩」

パニクる優花を友美が冷静にフォローした。


「あ? まーいいけど……?」

それで交渉成立と言わんばかりに芹沢は優花の脇の下に手を入れ立たせる。

「ひゃっ!? な、ななにするんですか!!」

ばっと芹沢の手を振りほどき優花は離れる。

しかし芹沢は気にした様子もなく「さっさと帰っぞ」というと歩き出してしまう。

逆らうだけ無駄、というオーラを漂わせる芹沢に優花はため息をついて隣で苦笑いをする友美と顔を見合わせた。


厄介なことになったもんだ……


優花の騒がしい学園生活はこうしてスタートすることとなった。

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