
見習い天使とコイスルオトメ
第8章 告白
「美音ちゃん!飲み物をくれ!死んじまう!」
「は、はい!ただいま!!」
奏馬先輩があたしに向かって叫んできたので急いで飲み物をメンバー渡すと鬼のように飲むメンバーの方々…。
「…ぷはっ!生き返る〜!美音ちゃんが天使に見える!」
「天使って…(笑)ほら先輩!先生呼んでますよ!」
「あ、本当だ!ありがと!」
そう言うと奏馬先輩は先生のところに走って行った。
バスケ部のマネージャーを始めて3週間が経った。
最初は想像以上の辛さで本当にやめたいと思ったりもしたけど、やっぱり先輩のバスケを見ると疲れが吹っ飛んじゃって頑張ろうって思ってここまでこれた。
「あたしって本当いくじなし…はぁ。まぁでも名前覚えてもらえたし、進歩だよね、うん…。」
「よくわかってんじゃねーか。」
