
1ぺーじすとーりーず
第1章 馬鹿野郎
好きだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
公園のど真ん中で僕に向けて愛を叫ぶウルトラスペシャルハイパー馬鹿野郎は僕の彼氏。
田舎の公園だから周りには少しの民家があるが、公園には人はいない。
だからといって、おもいっきり叫んで良いはずがない。
ドゲシッ!
ベンチに座ったまま180cm程ある馬鹿野郎の所謂弁慶の泣きどころを蹴る。
「いってぇぇぇぇ!!!!!!!」
叫びながら屈む馬鹿野郎の頭に拳骨一発。
「うるせぇよ。てか、んなでけぇ声で叫ばなくてもお前が僕を愛してる事ぐらい知ってっから。」
でかい癖に痛みに弱く、見た目ごつい癖に泣き虫な馬鹿野郎は泣きながら、理由を訴えってくる。
「だって…。愛してること、伝えたかった。でも…俺なんもしてあげれな…
聞きたくなかった。そんな事言う口は塞いでやろう、唇で。
「僕からはなれんな。一生僕の隣にいろ。お前が出来る事は僕を愛する事だ。」
そのまま、地面に押し倒す。
深いキスの後馬鹿野郎は僕を抱きしめて言う、
「愛してるよ。」
そんなお前が僕は愛しくて仕方ないんだ。
