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キレーな顔した狼さん。

第13章 10匹目

「はぁ~~…」

カラオケ屋から瑠樹と肩を並べて歩く

普通ならルンルンなはずのこのシチュエーション

なのに…似つかわしく無い溜め息を吐いたのは俺だ

「どーしたの?汐里…そんな溜め息なんてついて?」

疲れ果てて肩を落とす俺に瑠樹は声を掛けてきた

「おっまえ…どーしたの?じゃねーよ」

あー…まぢでヤラカシタ

「アハハ!ねーっ、まさかあそこで
湊さんが入ってくるなんてね?」

あきらかに笑い事で済まされ無い事を言いながら笑っている瑠樹を見て俺はさらに肩を落とした

遡る事30分前…___

「んーと…とりあえず、汐里の体を拭こっか」

「あー、そだな」

「っと…ティッシュ…ティッシュ…」

俺にかかった精液を拭うため、ティッシュを探す瑠樹

「あ、あったあった」

どうやらティッシュを見つけたらしい瑠樹は何枚か取ると俺の体を拭き始めた

「ちょ…自分で拭けるって…あんっ」

ペロ…

「えっ、る…きぃ!?んっ…」

ペロチュ…

「ん?何?汐里」

「な、にじゃねーよ!!」

何を思ったのか瑠樹は俺のモノをペロペロと舐めてくる

「えー?だって、拭くよりキレイになるし…楽でしょ?」

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