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キレーな顔した狼さん。

第2章 1匹目

何か可愛いくてもうちょい
からかってやろーと思い瑠樹の名前を連発してみた

すると、

「あーっ!もーっ!!」

叫びながら顔を上げた瑠樹は
赤い顔をしながら


「先輩さぁー、今、どんな状況かわかってる?」
と、聞いて来た
「状況?」

「そっ、例えばこの体勢とか…さ。
あんま、可愛い事してると…襲うよ?」

「んなっ!?」

やっば…完全にしくった…
からかうより先にこの馬乗り?っつーのか?をどーにかするべきだった…

顔の横に俺の手を抑えつけてる瑠樹の手がある

とりあえず、自分の手を自由にさせようと手に力を込める…が
瑠樹の手はびくともしない

な、何でだ!?
こんな…確かに背は高いが俺より力が強いって…どーゆーことだよ!?

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