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キレーな顔した狼さん。

第16章 12.5匹目

「後悔……すんなよ?」

白い液を吐き出して、遠くなる意識の中……瑠樹のそんな声が

聞こえた気がした…。

───────

「…り…しおりっ!」

ハッ
「あ、あれ?」

耳元で俺を呼ぶ瑠樹の声に、覚醒させられた。

「フフ…おはよ」

「ん…はよ…///」

いつの間にか寝ていたらしく、少し照れながら挨拶を返した…

…までは良かった。

─ズキッ
「っ!?!?!?」

起き上がろうと身体を起こした瞬間、
腰に激痛が走る。

「なっ…なっ…」

あまりの痛さに驚愕する俺に、瑠樹は
可愛く舌をだすと、

「てへ☆ヤり過ぎちゃったっ」

と一言……

………

「……なぁんにが……ヤり過ぎちゃったっだああぁあああっーーー!」

空高く…斉藤汐里(17)の声が響き渡った瞬間であった。

────────
────ちょっとした事。──

お土産のあのチョコですが…

…悔しい事に…旨かったです。

そりゃぁもう、物凄く。

……今度探して自分用に買おっと。

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