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キレーな顔した狼さん。

第7章 5匹目

チュンチュン…

「ん~…ふぁぁ」

朝、鳥の鳴き声で目が覚める。

どうやら最近、うちの庭の木で巣を
作ったらしい…ま、命が産まれるのは良いことだ

てか、ねみぃ…
……………もっかい寝よ…

睡魔に負け寝返りをうった…

「うおっ!?る、瑠樹!?」

ら、真横に瑠樹の整った顔

「…んっ」

「おっと…」

瑠樹が僅かに声をあげたので急いで口を塞ぐ

にしても、びっくりしたぁ…

とりあえず、深呼吸…
「すぅーーっ…はぁぁあっ…うしっ
…寝てる…のか?」

どうやら顔を見る限り気持ち良さそうに寝息をたてている

…ホント、キレーな顔してんなぁ…

すっかり覚めてしまった眠気を少し勿体なく思いながら瑠樹の顔をまじまじと見つめた

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