キレーな顔した狼さん。
第10章 7匹目
……え?
…
え!?
瑠花??
こいつの事か?
俺は、まだ自分の手にしがみつく女の子を不審な目でみる
見れば見るほど、やっぱり瑠樹に似てるよな…
つか、"瑠花"って呼んだって事は瑠樹はこいつを知ってる…?
どーゆー関係だ?
聞きたい事がいっぱいあって
頭の中が「?」でいっぱいに埋めつくされて……あ"ーーっもーーー!
わっけ解んねぇっ!
「あのさっ!」
何でかムシャクシャした俺は頭を掻きつつ口を開く
「んと、瑠…花ちゃん?だっけ?
瑠樹と知り合い?」
とりあえず、この辺の質問しとけば
「?」も、いくらかは無くなるはず…
「知り合い?…えっと…」
俺の質問に瑠花とやらは戸惑いがちに
声を出す
「瑠花は俺の妹」
「え?」
すると何故か瑠樹の声が横から聞こえ、俺の質問にこたえをくれた