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天使で悪魔なセラピスト

第6章 ユナの恋心





ぴかり、と奥の診察室から漏れる光が強くなり、ユナはハッと前を見据えた。



白衣を羽織った、背の高いシルエットがゆっくりとこっちに出て来るのが見え、ユナの心臓がトクンと大きな音を立てた。


近づいてくる。


間違いない。


センセイだわ。


躍り上がりたいのと同時、少しだけ怖い気持ちが込み上げた。


押し戸の前まで来て、彼は一瞬足を止め、驚いたようにこっちを見た後。



困ったように眉を下げて、ニコリとしてから。


カチャリとドアの鍵を開け戸を手前に引き開けた。



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