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第9章 意外な客

ママと武蔵野会長と専務の岩田様は向こうで固まって、途中でヘルプの娘が来て盛り上がっていた。

「向こう盛り上がってますね。」


「会長と専務はこういう所慣れているんだよ。俺達はなぁ、あくまでも末端の人間だからビックリだよ。
なぁ、管野。」

部長は管野君の肩に手を回した。

「全くそうですね。でも、今回いい経験させて頂きました。
なかなか楽しいですし、エリカさんでしたっけ?昔、高校の時の知り合いに似てまして、彼女はいつも一生懸命だけど、何だか何かに急いでいる感じで…でも痛いぐらい必死にもがいている感じの娘だったかな。
上手く言えないけど…」


「お前その娘のこと好きだったんじゃないの?」

部長は管野君をからかうように笑った。

「別に、部長酔うの早いですよ。」

管野君は慌てた感じだった。

二人とも真っ赤な顔をしていた。

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