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｢ママ…｣


｢今日はエリカちゃんの誕生日よ。
豪勢に行くわよ。｣

ポンっと私の肩を叩いて、
相変わらずの優しい笑顔で言ってくれた。

竹内先生が同僚の松田先生、秋先生を連れて大輪の花束と沢山のプレゼントを持って戻って来てくれた。


他のお客様も私が誕生日だと知ると出戻りをしてくれた。

そしてドンペリだといかにもだからとクリュクでシャンパンタワーを作って豪勢に乾杯をした。

プレゼントのショッピングバッグはエルメス、ディオール、シャネルは勿論、カルティエ、ハリーウィンストン、フランクミュラーと知らないブランドはなかった。

生まれて初めて最高に幸せを感じた。