
アイツが私のご主人様!?
第30章 魔法がとけてく。
……神崎クン、
わたしを見て…ふっと笑えば…
「……勘違いするな…!
あのキスは、
好きでしたわけじゃねぇ!
…いろいろと!
事情があって…!
……仕方なくしたんだよ…。フン」
「……事情ってなに…?」
神崎クン……
すごく!ばつが悪そうな顔を一瞬した!…ような気がした…。
「………事情は言えねぇ!
……だけど!!
ミユちゃんとのキスは仕方なくやったケド…!
……お前には…りおチャンには!
俺が!キス、したいから!
キスしてんだよ!フン
……こんなコト、言わせんな…///!!」
神崎クンは、
顔が真っ赤になった!!え、?
その顔を隠すように…
!!!!!
「───んんっ///!」
神崎クンは、
わたしの唇をペロリと舐める。
「あれ?
りおチャン、唇荒れてないし…
あ!
俺があげた!リップグロスつけてるだろ!?ププッ」
「は、はあっ・・・///!?
なんで!
アンタみたいなヤツから貰った
リップグロスつけなきゃいけないのよっ…///!!」
………実は、
ガッチリとつけてます///!はずかし~~…
一宏とのデートだから、
気合い入れちゃったんだよね……!あはは…汗
「……へ~。
りおチャン、やっぱり!つけてくれてるんだ?ププッ
………やっぱさあ…!
お前、そうゆうトコロ可愛いな!アハハ」
か、可愛いだと……!?
からかいすぎだよ…///!ほんと…
*
