
アイツが私のご主人様!?
第30章 魔法がとけてく。
神崎クン、
目を閉じたまま…
「……なあ…、」
「ん~?」
「……しばらく、
このままでいいか…?
……下につくまで…肩貸せよ。」
「……うん、…いいよ。」
神崎クン、ふっと優しく微笑んで
「ありがと…」
……なによ、素直じゃん///。
いつもと違う神崎クンにドキドキしてしまう。
「………なあ、」
「…ん、?」
「もうすぐ……
観覧車、下に着いちゃうな…。」
「うん、そうだね…。」
ほんとに……
ほんとうに、いろいろあった1日だったケド…
もうすぐ…終わっちゃうんだって思ったら…。
ちょっと、寂しいかも…。
「……今日、
まさか!一緒に過ごすコトになるなんて…
思ってもみなかったわ!アハハハ…!」
むむっ
「なによぉっ!
……わたしと過ごしたコトが、
そんなにイヤだった?ふんっ」
ちょっと、
いらってきたから拗ねてたら…
神崎クン、
目…開けて言った。
「…ばーか。
お前と一緒に過ごせて、
楽しかったってコトだよ…!」
う、照れるじゃないか……!
でも……でも!
「わ、わたしも楽しかったわ///!
あほーー///!!」
きゅーーん//!
ああ……、つい本音がぁぁあ…///!!きゃぁあ
*
