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あなたが消えない

第20章 永遠は消さない

私の中に閉じ込めていた、私の翔という人格は、本物の翔と重なって、元の場所に戻っていく。

翔は、私の身体に自分の身体を重ねながら、下は変わらず激しく動かしていた。

私に顔を近付けて、汗だくで感じながら言った。

「…翼!…おまえは俺のモンだ!…旦那が居ても…おまえは絶対俺だけのモンだ!…」

嬉しくて涙が溢れ出した。

「もう一度言うよ…一生おまえと居たい…こんなどうしようもない俺を…身勝手だと分かってる…だけど、このままの距離で支えてくれ…」

私はポロポロと涙を頬につたわせながら、ぐちゃぐちゃな顔をして、肩を震わせて何度も頷いた。

「俺が死にたくなった時は、妻じゃなく、必ずおまえを誘うから…」

翔は、優しく静かにキュッと口元を緩ませて微笑んだ。

「絶対ついて行く…」

そしてまた腰を動かし、

「んあぁ、イクッ!…イクイクッ!…」

翔は慌てて、アレを引っこ抜く。

その熱いモノが、奥から引っこ抜かれた時のヌルッとした感覚がキモチ良すぎて、

「あぁぁん!!」

私もまた一瞬でイッてしまった。

翔は私の腹の上に、たくさんの愛液を飛び散らせた。

自分の手で、最後の一滴まで絞り出すように、しごいて出していた。

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