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私のとなりの席

第1章 入学式

最悪…。

(関わりたくないっていったって、席が隣じゃ関わらないわけにはいかないじゃないっ!)

私は少し落ち込んだ表情で渉くんの隣の席へ向かった。

「また会ったね!
叶美ちゃん☆
クラス一緒で席も隣なんて、俺達運命なのかもッ!なんてな☆」

私がイスに座ると渉くんは言ってきた。

私が落ち込んでいるのが分かった渉くんは、

「なんでそんな落ち込んでんのー?俺と隣そんなにヤダー?」

はい。嫌です。

私は正直な気持ちを言おうとしたけど、周りの人の印象が悪くなるのが嫌で、

「ぅ ううん!全然っ!隣が渉くんで良かったよ☆」

(こんなこと、思ってないよーだ!)

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