
紅桜学園イケメン部!
第10章 蜂蜜のような
「「いらっしゃいませ、
ご主人様?」」
要と拓也が攻める攻める。
入ってきたお客さんが、
真っ赤なトマトになってる。
『きゃぁあああ!』
その様子を見ていた他のお客様の悲鳴。
・・・とりあえず拓也は
その無駄なフェロモンをしまえ!
うわっ、2人鼻血でた…。
この調子だとティッシュが大人気になりそうだ。
怖い・・・。
改めてこの集団は凶器だと思う。
「瑠璃くん…これさ、
死人出るんじゃない?」
「ははっ、それ面白いじゃん。
ドキドキで壊れちゃう?」
笑顔で言うの止めてよ、マジで。
瑠璃は時々怖すぎる。
・・・敵には絶対にまわしたくない。
じぃ――――…
じぃ――…
凄く視線を感じる。
穴が開いちゃうんじゃないかって位、見られている。
隣は見なくても分かるのだ。
