
紅桜学園イケメン部!
第10章 蜂蜜のような
「ねぇ、あたしをなんでここに連れて来たのさ!」
「駆にお前を見せたくてさー。
こいつみなみの事気に入ったらしーよ?
基本女気に入る事ないのにな?」
周りからの冷たい視線が痛い。
こいつらと関わってから、こんなのばっかりだ。
…最悪過ぎる。
「ねぇ…、折角だから仕事すれば?
格好も格好だし」
スーツ姿にイケメンって仕事するしかないでしょう?
「面白そうだな」
そう口を開けたのは要。
「まぁ~俺のフェロモンを見せる時が来たらしーねぇ?」
拓也は不敵な笑みを零した。
「んー、執事なら得意分野だな」
瑠璃も楽しそうに笑う
「出来るかな…」
自信なさげな凛くんとは対照的に、超自信満々の優雅。
「ぜってー負けねえ」
「望む所だ」
どうやら謎の「執事対決」が始まったようだ。
