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紅桜学園イケメン部!

第12章 全ての発端


「おにーちゃんっ」

「おいお前、こいつは自分の子供だろ?母さんじゃない!」

必死に親父に言うが、親父の心はもう壊れてる。

「恵子、今日出て行くってメール送ったよね?

嘘だよね?
お前は俺の近くにいるんだよね?

ねぇ…ねぇ、お仕置きだよ?」


狂っている―――、

まるで壊れた機械のような親父に、俺は鳥肌がたった。


瑠菜の首筋を舐める男。

もう俺には親には見えなかった。

こんなの親じゃない。

俺は男の頬に蹴りをいれた。

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