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紅桜学園イケメン部!

第38章 聞こえる足音




親戚の叔母さんの話によると、かなり深刻な所まで病気が進んでいて、もう遅いと言われたらしい。



逆にこんなに進んで痛みも酷いのに、よく我慢していたと言われたのだとか。



瑠菜は昔からそうだった。
自分で自分自身をため込む。



「おにーちゃん・・・
懐かしいなぁ・・・おにいちゃんだ」


「そうだよ、お兄ちゃんだ」


生きている事を確認するように、瑠菜は俺の腕を握った。


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