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甘いキスを永遠に

第80章 結婚記念日

「元哉、ここでいつもハチ公みたいに待ってたね」


「俺、犬っぽい?」


「うん、犬っぽい!今でも犬っぽいよ」


「マジで…俺、麻実ちゃんのペットかよ」


と言いつつケタケタ笑った。


笑った顔は何も昔と変わらなかった。


「クラブどうなったかな?」


「どうだろう?」


「行ってみたい」


「行こう」


元哉はまた私の手を握った。

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