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甘いキスを永遠に

第80章 結婚記念日

「どんなに周りが変わっても、麻実が変わっても、俺は麻実の傍にずっといるから」


その言葉は切なく胸に響いた。


力強く私を抱き締める元哉の胸に元哉の優しい変わらない香りを感じた。


元哉は気づいてる?


私が夏木さんに恋してた事?


気づいてるから横浜に来たの?


元哉は私の涙を拭ってくれた。


「麻実ちゃん、行こう」


元哉はまた手を引いて足早に歩き出した。

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