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甘いキスを永遠に

第80章 結婚記念日

「麻実…俺を選んでくれてありがとう。

俺…絶対俺にして良かったって思わせるから」


「うん…」


元哉の言った事がやっぱり私の気持ちに気づいての言葉に聞こえて、『うん』としか返事が出来なかった。


暫く缶ビール飲みながら、二人でぼうっとしていた。


元哉の髪が風に靡いていた。


見慣れた横顔がカッコ良く見えた。


少し厚い胸、長い手足…


そしてなんでも器用な指先。


毎日の生活から離れのんびりと過ごすと見過ごしていた元哉が見えてきた。

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