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甘いキスを永遠に

第80章 結婚記念日

「さあ、お姫様乗りましょう」


お姫様なんて久しぶりに言われて、恥ずかしくなった。


私は元哉が既に跨ってハンドルを握っているので、渋々自転車の後ろに乗り、元哉の腰に手を回した。


「よし、漕ぐぞ」


自転車は力強く走り出した。

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