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甘いキスを永遠に

第81章 アナタの居場所

元哉は私を抱き締めてポンポンと背中を叩いてくれた。



「本当はさ、俺も結構前から家欲しかった」


私は抱きついていた腕を緩めて元哉を見た。


「どうして言わなかったの?」


「麻実の両親の家だから。思い出あんだろ?」


元哉の優しい思い遣りが胸を熱くさせた。

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