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甘いキスを永遠に

第81章 アナタの居場所

「でも、思い出より元哉の頭の方が大事。しょっちゅう扉の上にぶつけてるでしょ」


元哉は苦笑いした。


そして…元哉が潤んだ瞳で私を見つめた。


それだけで胸が熱くなった。


「麻実…愛してる」


私に愛を告げキツくキツく抱きしめた。


壊れる程に…


「元哉…私も愛してる」


私も溢れる想いを素直に告げ、元哉をキツくキツく抱きしめた。


愛は目には見えない。


でも、今なら感じる。


元哉の愛が見える。


私達はしばらく抱き合っていた。


見えない愛を抱きしめるように…


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