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甘いキスを永遠に

第14章 今好きなのは

「気持ちいい」


元哉は小さく微笑んだ。


「ごめんね、ごめんね、こんな酷いしちゃって…」


私は涙がどんどん溢れてしまいポロポロ勝手に落ちた。


「…麻実…俺にしてよ…俺…こんな気持ち久しぶりなんだ…麻実を好きで堪んないよ…俺を信じて…」


元哉の指がゆっくり私の涙を拭った。


「元哉…好きよ。

私、元哉にする…元哉がいい…元哉じゃなきゃ…やだ」


私は元哉の手を握った。


元哉は嬉しそうに笑って目を閉じた。


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