テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第18章 幸せな休日

夕方自転車に乗ってスーパーで買い出ししてから帰った。


元哉がまた久々に包丁を握ってくれた。


魚を捌いて刺身を出してくれた。


煮物や茶碗蒸しも作ってくれた。


味噌汁が赤出汁で美味しかった。


「元哉勿体無いねえ。こんな才能あるのに」


「こんなの調理師免許持ってたら誰だってできるよ」


「でもさあ、こういうの仕事にすればいいのに」


「いいよ、麻実ちゃんと時間合わなくなるし」


「そっか」


前にあんまり話したくなさそうだったの思い出して口を噤んだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ