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「そうそう、麻実ちゃん温泉なんだけどね…」


ダイニングテーブルに座り、パンフレットを開いた。


元哉は本気で温泉旅行を計画しているみたい。


真剣にパンフレットを捲る元哉がいじらしく思った。


結婚資金より温泉だ！


元哉といっぱいラブラブしてやる！


「元哉、混浴のあるところにして」


私は身を乗り出して言った。