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甘いキスを永遠に

第32章 夢中

「何でもない。帰ろう」


「やった」


私は立ち上がった。


「じゃ、先に帰るね」


財布からお金を出しテーブルに置いた。


「麻実さんの方が上手(ウワテ)なんですね」


淳也君は微笑んでいた。


「骨抜いたんだ」


静香はそう言ってニヤリとした。


「当然!」


そう言ってやった。


「じゃ、淳也君、ごちそうさま。静香、結婚式の連絡待ってる」


私は元哉の腕を取って店を出た。


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