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甘いキスを永遠に

第34章 年末年始

紅白が終わるとどこからか除夜の鐘が聞こえだした。


私達はコートを着込みしっかり防寒して玄関を出た。


「さむっ…」


元哉は体を縮こませ歩き始め、私も鍵を閉めて後に続いた。


深夜はやはり冷え込む。


ダウンコートのポケットに手を突っ込んでいる元哉の腕にしがみついた。


私達は微笑み合った。


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