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甘いキスを永遠に

第35章 誕生日・1

元哉はちょっと固まってから笑った。


「麻実ちゃんそんなに興奮しないでよ」



元哉は話を続けた。


「えっとね、勘当されてない。

親父もお袋も亡くなってるからね。

それから店は兄貴が継いでる。

だから、俺は継ぐ必要なし」


少し微笑んでたけど、ちょっと哀しげに見えた。


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