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甘いキスを永遠に

第35章 誕生日・1

「ええっ!? 元哉ってば料亭のお坊ちゃま?」


「王子って言ってよ。麻実ちゃんの王子様」


私が驚いているとふざけて言った。


「何で跡継いでないの?
何で辞めちゃったの?
勘当されちゃったの?」


思わず興奮して矢継ぎ早に質問してしまった。


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