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甘いキスを永遠に

第41章 元哉の誕生日

クッキープレートは焼き上がり、次にスポンジを焼き始めた。


私がオーブンを覗き込んでいると、ポンッと後ろで音がした。


振り返ると買ってきたシャンパンを我慢しきれず元哉は開けていた。


「ああっ!なんで開けちゃったの!? 乾杯しようと思ったのにい」


「麻実ちゃん、焼けるまで、飲もうよ」


シャンパングラスを片手に二つ持ち、両方に注いだ。


まあ、いっか。


私はグラスを元哉から受け取った。


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