テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第41章 元哉の誕生日

「え・・?」


元哉は意味が分からなかったみたいで不思議な顔をした。


「二人でいると幸せでしょ」


にこやかに教えるとちょっと照れくさそうに笑った。


「俺、今めちゃくちゃ…」


「生きてるって感じ?」


私が代わりに答えてあげた。


「そう!それだ!」


無邪気な満遍の笑みで抱きついてきた。


「ちょっちょっと、混ぜれないよ」


「俺がやる」


そう言って私からボウルを取り上げ、ウキウキと混ぜ始めた。


やっぱりプロの手つきは違うなと思ってしまった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ