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甘いキスを永遠に

第41章 元哉の誕生日

冷めたクッキープレートにチョコレートで『Happy birthday MOTOYA』と書き綴りニッコリした。


「さて、デコレーションしますか」


フルーツを切り出したら包丁の音のせいか元哉がガバッと起きた。


「起きた?」


「…うん」


「今からデコレーションするよ」


そう伝えると立ち上がり傍に来た。


「俺が切ってやる」


私から包丁を取り上げると顔つきが変わった。


「じゃあ、お願い…」


私は生クリームを取り出し、スポンジに塗り始めた。


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