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甘いキスを永遠に

第42章 実家

懐かしい温泉街と港町の住宅街に私の家はある。


「麻実は良い所で生まれたなあ」


元哉は感心していた。


実家の車庫に車を停め、元哉はぐるりと首を回しながら家の周りを見渡した。


「いいねえ。なんか東京とは違う」


長閑な雰囲気が気に入った様子だった。

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