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甘いキスを永遠に

第44章 和解

「元哉には幸せになって欲しいと思ってる」


仁美はうっすら微笑んで俺を見た。


俺は煙草を消した。


「なあ、なんで兄貴を選んだんだ?

俺なんかした?
俺、結構真剣だったと思うんだよ」


「若かったんだよ。元哉は遊びにも仕事にも夢中だった。

それに元哉はさあ、誰にでも優しいでしょ。
基本女の子には優しい。

モテるしさ‥疲れちゃったんだよね」


確かにあの頃、俺はモテキかと思う程女の子から言い寄られてた。


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