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甘いキスを永遠に

第44章 和解

「疲れたでしょ」


そう言ってお茶のペットボトルをくれた。


「さんきゅ…」


俺はペットボトルを受け取った。


「有難う…本当助かった」


「いや…」


微妙な空気だ。


俺は煙草を吸い吐いた。


「煙草…吸ってなかったよね?」


「そうだな」


ああ、また沈黙かよ。


コイツが居ると息が詰まりそうだ。


「麻実さん、素敵な人だった」


「ああ、一緒になりたいと思ってるよ」


「良かった。良い人に巡り会えて…」


「・・・・・」


おまえが言うことか?


俺は黙ってた。


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