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甘いキスを永遠に

第46章 母の病

私は一度アパートに戻った。


帰りの電車の中で元哉にメールで事情は伝えていた。


元哉は次の日仕事にも関わらず、深夜0時過ぎに帰ってきてくれた。


「麻実!」


元哉の顔を見たら張り詰めていた気持ちがプツンと切れた。

「元哉!」


私は元哉の胸にしがみつき、馬鹿みたいに泣きじゃくった。


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