テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第50章 母の言葉

私は母と二人になった。


「お母さん、見て」


私は婚約指輪を母に見せた。


「偉く高そうな指輪ねえ」


「そうなの、私知らないでお付き合い始めたんだけど、元哉って結構有名な料理人でね、両親から相続した額がハンパじゃなくてお金持ちだったの」


「そんな凄い人よく麻実を気に入ってくれたわね」


「ホント、だって出会った時は全然そんな感じじゃなかったし」


出会った頃の元哉を思い出したらクスクス笑いが止まらなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ