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甘いキスを永遠に

第52章 秋色結婚式

「お母さん…」


私は言葉に詰まってしまい、母の腰にしがみついた。


母は「また泣く…」と言いながら背中をさすってくれた。


母の無償の愛に感謝でいっぱいだった。


こんな機会をくれた元哉にも感謝したい気持ちになった。


式には静香だけには来てもらった。


沢山人を呼ぶと母も疲れるだろうし、急な式には伊豆は遠過ぎるから。


少人数の小さな式だったが私は十分だった。


母が喜んでくれたから。


母に花嫁姿を見せられたから…


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