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甘いキスを永遠に

第54章 ちょっとハプニング

私を座らせて、元哉は向き合った。


「今日は記念すべき日なのに、ごめん」


「いっいいよ、私も迂闊だったし…」


「俺、親父になるのにこんな事で麻実を傷つけて…ガキだよな」


「ヤダ、元哉…私だって逆だったら嫌だもん。私もごめんね」


元哉は私を抱き寄せて、「どうしようもないくらい、麻実が好き」と言った。


「私も大好き…」


元哉は腕を緩め、私の後頭部を抱え熱くキスをくれた。


「麻実ちゃんは俺だけのもの」


元哉の気持ちが伝わって腕の中で私は熱く溶けそうになる。

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