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甘いキスを永遠に

第57章 新たな一歩

息子は元哉が海(カイ)と名付けた。


いかにも海の傍で生まれた子らしい単純な名前だが、
男らしく素敵な名前だと思った。


母は孫の顔を見て満足し、『思い残す事はない』と海がお宮参りの後、父の元へ逝った。


私は海の育児の忙しさで思ったより落ち込まなかった。


これも元哉の思惑なら凄いなと感心する。


私は元哉と海と三人この海沿いの家でのんびり暮らしている。

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