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甘いキスを永遠に

第57章 新たな一歩

元哉はホテルの厨房は忙しそうだったけど、育児はよく手伝ってくれた。


夜中、海が授乳でもないのに夜泣きすると、
私より先に気づいて抱き上げ立ち上がりあやしていた。


暗闇で元哉が立ち上がる後ろ姿は大きな人影であったが、
可笑しな即興の子守歌は海には効き目があり、泣き止んだ。


私はその元哉の後ろ姿に父親らしさを感じた。


オムツ替えも出来たし、離乳食は『元哉スペシャル』と言って色々作ってくれた。

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