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甘いキスを永遠に

第65章 寂しがりや

私は逸る気持ちで、サンダルでも足早に海沿いに出た。


闇の中で静かな波の音が聞こえた。


防波堤まで来ると、元哉の影が見えた。


背が高いからすぐ元哉って分かった。


あっ気づいた。


可愛い!走ってくる。


私の子犬ちゃんお帰り!


私はめいいっぱいの笑顔で元哉を出迎えた。

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