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甘いキスを永遠に

第67章 たまには

しばらく歩いた後、ベンチに座った。


「たまにはいいもんだな」


「うん…」


ベンチに置いていた手に元哉の手が重なった。


なんだか久しぶりでドキドキした。


手を握られただけでドキドキするなんて、初めてのデートみたい。


私の頬は少し染まった気がした。

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