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甘いキスを永遠に

第69章 星降る夜に

「麻実、俺が運転する」


突然、元哉が言った。


私はたかが2分程度の距離…とは思いながらも、キーを元哉に放った。


元哉は片手でキャッチし、運転席に滑り込んだ。


私も急いで乗った。


車の中は冷え切って寒くて、フロントガラスも結露が凍りついて見えない。


直ぐにエンジンを掛け、ヒーターを付けてくれた。

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